【マラウイニュース】農業省が食糧確保を保証

Ministry assures of food availability

2021年1月11日 | THE NATION

農務大臣が食糧の確保を保証し、一部のマラウイ国民が飢餓に直面するのではないかという懸念を払拭した。

昨日リロングウェで行われた記者会見で大臣は、2021年12月31日までの最新の国家食糧バランスシートでは、160万トン(MT)のメイズがあり、3ヶ月間(2022年1月から3月)のメイズの必要量は86万1,868MTと予測されていると述べた。

大臣はこの状況から、国内穀物の総余剰量は91万5,998 MTとなり、予測される余剰量のうち約76万7,129 MTがメイズであると伝えている。

「食料バランスシートの予測から、メイズの入手可能性という点では、この国は安定しており、これは、過去3ヶ月間安定している市場価格と、国が枯渇期に入っているにもかかわらず、アドマークの販売開始以来、これまで37MTしか販売されていないことからも裏付けされている。」と述べている。

マラウイ脆弱性評価委員会(Mvac)の最新の報告書によると、2022年1月から3月の間に、マラウイでは全人口の約9%にあたる160万人が深刻な食糧不足に陥り、緊急支援が必要になるとされている。

しかし大臣によると、推定されるメイズの余剰分のうち、国家食糧備蓄局(NFRA)や農業開発販売公社(Admarc)などの政府機関が保有するトウモロコシの公式在庫は、2021年12月末時点で26万5,253MTとなっています。

農業省主席秘書官は、26万5,253MTのうち、228MTがAdmarcに保管されており、その一部は同機関がNFRAに代わって購入し、NFRAには3万7,253MTが残されていると伝えている。

秘書官は、飢餓に苦しむ市民に人道的支援として17,000MTを分配した後、NFRAは20,000MTを保有していると伝えている。

AdmarcがNFRAにトウモロコシを預けず、戦略的備蓄としている理由を尋ねられたAdmarcのゼネラルマネージャーは、顧客が簡単にアクセスできるように、全国385の市場にトウモロコシを保管していると述べている。

秘書官は「私たちは、消費者が簡単に入手できるように、そしてメイズを集中保管庫から必要な場所まで輸送するコストを削減するために、メイズを市場に保管することにしており、このメイズを販売した後、政府の指示に従って、残りの量をNFRAに持ち込み保管する予定となっている。」としている。

政府は今年度、アドマークに対してK120億を割り当て、さらにアドマークが市場用のメイズを購入したり、NFRAに代わって保管のために購入するための資金を商業銀行から借り入れることを許可している。

しかし、政府が政治的にアドマークの運営に干渉し、NFRAの任務の妨げとなるような指示を出しているという指摘を受けると、農業大臣は、メイズは戦略作物なので、政府の行動はマラウイの人々のためになるものだと伝えている。

大臣によると、政府は他国への輸出の前にまず国内の食糧を確保するために、現在アフリカ地域で需要のある50万MTのメイズの輸出をアドマーク社に止めさせたという。

第3次農業生産推計の結果では、購入可能投資プログラムの成功により、メイズの生産量が2019/20年の370万MTから2020/2021年には450万MTに21%増加すると推定されている。

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