【マラウイニュース】新たな施策が農業生産性を向上

New programme to boost agriculture productivity

2021年1月24日 | Business Malawi

新しく設立された多様性と起業精神を通した農業変革 (Trade) プログラムの関係者は、同国の農業セクターを変革することを約束している。
特にこのプログラムは、バリューチェーンの強化や、農業が農村部の商業的発展につながるような環境づくりを目的としている。

また、効率的な市場やパートナーシップを確立することで、農家とバリューチェーンとのつながりを改善することも期待されている。

先日ブランタイヤで行われたメディアとの会見で、プログラムのナショナルディレクターは、マラウイは農家と民間企業とのつながりが弱いため、農業生産性の面で低い状態が続いていると伝えいている。

また、マラウイにおける農業生産性の向上に不可欠な協同組合の多くは、市場主導であるべきなのに、いまだにドナー主導であると話している。
「プログラムとして、私たちは、対象となる県の潜在的な農民が、優れた貯蔵施設、輸送施設、市場にアクセスできるようにすることなどにより、国の農業部門におけるこうした支障を解決しようとしています」と伝えている。

そしてこのプロジェクトは、自身の生活や地域社会を変える可能性のある農民を対象にしているという。
「農村に住むすべての人が農民というわけではなく、労働力に制約があり、投入資材を提供しても働けない人もいます。そこで私たちは、農業を通じて生産性と変化をもたらすことができる農民をターゲットにします」と伝えている。

マラウイは農業中心の経済で、タバコ、紅茶、綿花、落花生、サトウキビ、コーヒーが主要な外貨獲得源となっている。

地方自治省管轄のこの貿易プログラムは、チティパ、カロンガ、ルンピ、ンカタベイ、ンチシ、カスング、ムチンジ、リロングウェ、デッザ、ブランタイヤ、チョロ県の12万7000人の農家を対象に実施される予定となっている。

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