【マラウイニュース】家族や友人から借り入れる人が増加

More people borrow from family, friends

2022年6月9日 | THE NATION

世界銀行の報告書によると、金融機関からではなく、家族や友人からお金を借りる人が増えているという。

マラウイ消費者協会(Cama)は、金融機関の厳しい融資条件がこのような事態を招いたと分析している。

世界銀行は、2022年3月のマラウイ・ジェンダー・アセスメント報告書の中で、女性は男性よりも貯蓄クラブから借りる可能性が高く、男性は女性よりも家族や友人から借りる可能性が高いが、金融機関からの借入の男女格差は小さいと述べている。

報告書によると「昨年にお金を借りた人の52%のうち、男性の12%と女性の13%が健康や医療費のために借り、男性の6%と女性の7%が農園やビジネスを始めたり、運営したり、拡大するために借りている」という。

世界銀行は、ザ・グルーバル・フィンデックス・データベースのデータを引用し、調査対象者の25%が家族や友人、21%が貯蓄クラブ、8%が金融機関に依存していると伝えている。

世界銀行の調査結果は、最近行われた国家統計局の統合家計調査と共鳴している。

この調査によると、約42.1%の世帯が村の銀行から、15.1%が親戚から、12.7%が近所の人から、9%が高利貸し(カタピラ)から、6.1%が食料品店、地元の商店、雇用主から借りていることが分かっている。

とある教師は、銀行から融資を受けるよりも、村の貯蓄貸付グループから借りるほうが、条件がやさしくてすぐに融資が受けられるので、好きだと話している。
「前回、銀行から融資を受けようとしたとき、最近の給与明細と職場からの手紙を持ってくるように言われ、融資の手続きをするのに24時間待つように言われたんです。ローンが私の口座に振り込まれたとき、私が希望したK50万のうち、処理手数料としてK4万が差し引かれ、その後12ヶ月間、約23パーセントの利息を支払うことになっていました。」と話している。

Camaのエグゼクティブ・ディレクターは、多くのマラウィ人が金融機関から借入をするのは多くの条件があるため困難であると話している。
「マラウイの正式な金融機関は、一般的なマラウイ人のための金融パッケージを開発することに失敗しています。」と伝えている。

公表されたマラウイ中央銀行の数字によると、月次ベースで、民間部門の信用ストックは、2021年11月に記録されたK100億の縮小に対し、3月にはK142億拡大しK822億になっている。

これは、期間中に商業・工業ローン、住宅ローン、個人・家計ローンが増加したことを受けたものである。

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