【マラウイニュース】マラウイが国歌の使用を失う危険性

Malawi risk losing use of the national anthem

2022年7月11日 | Nyasa Times

マラウイ国歌の作曲者である故マイケル・フレドリック・ポール・サウカ氏の遺族は、政府がサウカ氏の葬儀の際に行った家族の世話をするという約束を果たしていないとして、国歌の使用をやめるよう政府に要求している。

故マイケル・サウカ氏の甥であるフランシス・サウカ氏は、地元メディアの取材に対し、家族は32年前から政府に支援を求めてきたが、何も実現しなかったと語った。
彼は、1990年8月のサウカさんの葬儀の際に、政府は家族の面倒を見ることと、きちんとした墓を建てることを約束したが、今まで何も実現しなかったと付け加えた。
「私たちは、この問題について政府を巻き込もうと最善を尽くしましたが無駄でした。だから、政府は現在の国歌を使うべきではないという考えに至ったのです。私たちは、政府が、国歌の作曲に尽力した人物に敬意を表していないと感じています。今こうしている間にも、サウカさんの奥さんはバラカで必死に生活しています」とフランシスさんは説明している。

しかし、政府は、文化省の博物館担当の文化次長代理を通じて、疑惑の約束を含む文書は持っていないが、国家への優れた奉仕をしたすべての国民を称えるための方法を検討していると述べている。
「政府として、我々は、マイケル・サウカ氏のような人々によってなされたすべての良い仕事を大切にしています。私たちは、そのような人々を特定し、彼らに敬意を表するための方法を検討しています」と次長代理が話している。

独立の準備として、マラウイ国歌を作曲した人に100ポンドの賞金が提供され、当選者はカトリック教会のゾンバ大聖堂のオルガニストであった29歳のマイケル・フレドリック・ポール・サウカだった。

サウカ氏は1934年にチラズル県で生まれ、ゾンバのナンクフンダ神学校で初等・中等教育を受けている。
グレゴリオ聖歌に興味を持ち、ロンドンで音楽を学んだが、理論より実践が得意だったため、あまり成功せずに帰国している。
マラウイ郵便局とマラウイ放送局(MBC)に勤務した。

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