【マラウイニュース】大統領が国会に男女比50:50を求める

Chakwera wants 50:50 Parliament

2022年4月8日 | THE NATION

ラザルス・チャクウェラ大統領は、政権の女性地位向上策の一環として、2025年の三者構成選挙において、193議席の国会で少なくとも50%の女性の選出を支持することを約束した。

木曜日にリロングウェで開催された「アフリカにおける世代間平等と女性のリーダーシップに関するハイレベル対話」の開会の基調講演で、大統領は、女性が指導的地位につくことを支援し、その目標は達成可能であると話している。

国連の「He-For-Sheキャンペーン」の先導者でもあるチャクウェラ氏は、8カ月前のグローバル・ジェンダー・イクオリティ・フォーラムで、マラウイはカナダやオランダと並んで、フェミニスト運動とリーダーシップの推進をリードする国に選ばれた、と伝えている。
「国として、私たちはこの指導的役割を真剣に受け止めています。私自身、世界へのシグナルとして、内閣の41%の議席に女性を登用し、マラウイの外国公館の45%の所長に女性を任命し、司法の50%の役職に女性を任命するなど、政府の最高レベルにおいて制度上の男女不平等を解消するためのいくつかのステップを踏み、真剣さを実証してきました。私は、次の選挙で、国会議員の半分以上の議席に女性を当選させるために、できる限りのことをします。それは可能なことです。達成できるのです。」と話している。

皮肉なことに、チャクウェラ大統領は2020年7月の初入閣時に女性をほとんど起用しなかったことで、ジェンダー活動家から非難を浴びることになった。この内閣は、男女共同参画法に規定されている男女比60:40を下回っていると指摘されていた。

彼は、この会議が、自分自身を含むすべての人が男女平等を約束するためのハードルを上げるのに役立つはずだと話している。

大統領は、男女共同参画に向けた進展を認めながらも、その成果に満足することなく、より多くのことを行い、より明るい未来を確保する必要があると注意を促している。

リベリアのエレン・ジョンソン・サーリーフ元大統領は、様々な分野で女性が壁を破り、より多くの女性が機関の要職に就き、国家元首として活躍していると発言している。

しかし、このような進歩にもかかわらず、女性が直面する課題はまだ多く、平等のために立ち上がり、戦うことが必要であると伝えている。
「今こそ、女性に平等をもたらす時です。女性にはその資格があるのです」とサーリーフ氏は語っている。

また、チャクウェラ氏が女性を登用したことを称賛しつつも、すべての組織で女性の割合を50%にする必要があると述べ、さらなる努力を求めている。

サーリーフ氏はさらに、今回の会議の主要な講演者の一人であるジョイス・バンダ前大統領の、女性の地位向上に向けた努力を称えている。

2012年から2014年までマラウイ大統領を務めたバンダ氏は、女性が経済的なエンパワーメントを達成する必要性を強調し、それが女性が政治的地位やその他の意思決定の地位を確保するための鍵になると伝えている。
「良いリーダーになれる女性はたくさんいるのですが、財力に関しては男性が有利なため、それができていません。」と話している。

ジェンダー・コミュニティ開発社会福祉大臣は、世代間対話により、女性リーダーが若い女性にリーダーシップスキルを伝授し、効果的なリーダーになることができると話している。

マラウイ大学政治学講師は、チャクウェラ氏が次の選挙で国会議員を50:50にすることを約束したことについて、この目標は政治的な意思があれば達成可能であると話している。

彼は、大統領が大胆な公約を掲げたことを称賛し、正しい方向への一歩であると述べている。
「しかし、そのためには、女性が国会の議席の50%を占めるようにするために、すべての政党が計画的に対策を講じることが必要です。また、この動きをサポートするための法律も必要です。国は、国会やその他の意思決定の場に、より多くの女性を登用するための法律を制定しなければならないのです。」と伝えている。

「アフリカにおける世代間平等と女性のリーダーシップに関するハイレベル国際対話」は、「あらゆる困難を乗り越えて成長し、輝く」というテーマのもと、様々な影響力のある女性リーダーが集まって初めて開催されている。

バンダ氏、サーリーフ氏、カリヤティ氏のほか、中央アフリカ共和国のキャサリン・サンバ・パンザ元大統領、リベリアのジュエル・テイラー現副大統領、ジンバブエのジョイス・ムジュル元副大統領、国会議長のキャサリン・ゴタニ・ハラ氏、NGOジェンダー調整ネットワークのバーバラ・バンダ議長、控訴審のアイビー・カマンガ判事などの高名な人物が名を連ねている。

また、この集会は、ビジネスで活躍する女性たちのネットワーキングの場にもなることが期待されている。
会議期間中には、リロングウェで初の女性貿易センターも公開される予定となっている。

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