【マラウイニュース】民間団体が政府に対し難民のザレカ・キャンプへの移送中止を要請

CDEDI tells govt to suspend relocation of refugees to Dzaleka refugee camp

2022年11月29日 | Nyasa Times

Centre for Democracy and Economic Development Initiatives(CDEDI)は、難民と亡命希望者をドーワ県のザレカ難民キャンプに移すという決定を中断するよう政府に要請している。

CDEDIは、この動きを国家が支援する排外主義と表現している。

CDEDI事務局長は報道声明で、国土安全保障大臣とオペレーション担当の副警視総監に、マラウイの難民と亡命希望者に対する国家主催の外国人嫌いの攻撃に発展しかねない感情を使わないように警告している。

この警告は、難民と亡命希望者がそれぞれ地方と都市の中心部からキャンプに移転する期限である2022年11月30日と2023年1月31日に先立って、ザレカ・キャンプの外に住む難民と亡命希望者の発見と特定を始めるよう副警視総監が警察に対して指示したことを受けたものである。

事務局長によれば、彼の組織と良識あるマラウイ国民は、警察を乗っ取ったような悪いリンゴの行動から、当局によるこのような命令は非常に無神経で時期尚早だと考えている。
「これは、このような命令を実行するという名目で、無実の外国人の財産を略奪し始める悪党に白紙委任するものであり、一方で、警察以外の犯罪者もこの命令を利用して無実の人々を犠牲にするかもしれない」と彼は話している。

彼は、難民や亡命希望者は人間であり、基本的人権を持ち、尊厳を持って扱われるべきであると、大臣と副警視総監に念を押している。
「この活動に違法性はありませんが、CDEDIとすべての良識あるマラウイ国民は、そのアプローチとタイミングを非難します。マラウイは、利用可能な資源とエネルギーを、刑務所の食糧不足、メイズ価格高騰、肥料など、何百万人ものマラウイ人が直面している複数の問題の解決に向けるべきであり、優先度の低い分野に費やすべきではありません」と事務局長は伝えている。

一方、CDEDIは、すべての争点が人権に基づくアプローチで議論され、解決されるであろう包括的な利害関係者会議が開催されるまで、すべての運動の停止を提案している。

現在公開されている2022年11月25日付の警察内部メモによると、副総監の決定は、難民を決められた日までにザレカに移転させるという政府の指令に従ったものである。

政府は、農村部と都市部に居住する難民と亡命希望者の期限をそれぞれ2022年11月30日と2023年2月1日に設定している。

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