ADMARC told not to sell maize
2022年6月9日 | Malawi 24
農業開発販売公社(ADMARC)は、2200万米ドル(K220億以上)相当のメイズ10万トンをジンバブエに販売する計画を中止するよう指示された。
ADMARCは、ジンバブエの穀物業者協会にメイズを販売する契約を締結していた。
この取引により、ジンバブエの協会は来年7月まで毎月3万3,000トンのメイズを集荷することになっていた。
ADMARCの議長は、ADMARCがメイズの保管と燻蒸に毎月K3億を支払っていることを述べ、メイズ売却の動きを正当化している。
また、国営企業は、融資の返済と従業員への給与支払いに資金が必要であるとも話している。
昨日、国会農業委員会に出席した総支配人代理率いるADMARC経営陣は、取締役会のメイズ売却計画には気づいておらず、ADMARCが46,000トンを保有しているが、残りのメイズは銀行が保有していることのみ知っていると述べている。
国会委員会の議長は、この国営企業に対し、メイズの販売計画を保留するよう助言し、まず、国に十分なメイズがあることを確認する必要がある、と話している。
彼はまた、肥料価格の上昇により、マラウイでは次の栽培期に十分な量のメイズが生産されない可能性があり、そのため国が既に持っているメイズを保持する必要があるとの懸念を示している。
彼の懸念は、野党党首も共有しており、ラザルス・チャクウェラ大統領への書簡で、収穫量が少ないと予想される時期にメイズを売却するべきではないと主張している。
野党党首は、ADMARCが取引を進めることは、多くのマラウイ人の生命を危険にさらすことになるため、これを阻止するよう大統領に要請している。
また、このままメイズの売却が進めば、マラウイ国民を代表して法的救済を求めるしかないだろうとも述べている。