Russian fertilizer offered for free to Africa
2022年9月20日 | Face of Malawi
ロシアの鉱物・カリ肥料メーカーであるウラルケムは、アフリカで同社の肥料を無料で配布する計画を発表した。
ウラルケムの最高経営責任者は月曜日、同大陸の深刻な食糧不足を理由に、この計画を明らかにしている。
「今日の世界情勢は本当に悪い。アフリカは飢餓状態にあり、残念ながら今後も飢餓状態が続くでしょう。我々は、企業として、アフリカに無料で肥料を供給することを決めた。なぜなら、食料を生産する必要があるとき、我々はこのグローバルチェーンの一部だからだ」と責任者はRTで引用している。
ロシアタイムズによると、25,000トンの人道支援物資の最初の出荷がトーゴ共和国に届けられる可能性があるという。
ウラルケム社のCEOによれば、ロシアは肥料を豊富に入手でき、かなりの量を輸出できるため、食料安全保障に問題はないという。
欧米の制裁によりEUの港に溜まったロシアの肥料は、発展途上国に無償で提供されると、プーチン大統領が今月初めに上海協力機構サミットで発表している。
プーチン氏は、ロシアの肥料をEUに入れることを歓迎したが、ブリュッセルがEU加盟国に購入を制限していることを非難している。
7月下旬にイスタンブールで行われた国連の仲介による協議で、モスクワとキエフは黒海を経由するウクライナの穀物輸出のブロックを解除することで合意している。
この合意により、ロシアは肥料や食料品を世界市場に供給できるようになるはずだったが、クレムリンはこれが実現しなかったと主張している。