Russia hands over fertilizer to Malawi
2022年3月6日 | Malawi 24
マラウイは戦争中のウクライナを支援する立場であるにもかかわらず、ロシアは同国に2万トン(40万袋)の肥料を提供した。
今朝、リロングウェのにミトゥンドゥあるムクウィンダEPAで行われたセレモニーで、ロシアはマラウイ政府に肥料を正式に引き渡した。
この肥料はロシアのウラルケム社が製造したものですが、戦争勃発後、ヨーロッパの倉庫や港に保管されていた。
ウラルケム社の代表はイベントで、マラウイの農業セクターを支援することにコミットしていると述べている。
「この肥料が目的通りに使われることを期待している。肥料は食料安全保障の第一歩であり、食料への妨げのないアクセスは人権であると私たちは信じています。今日、世界の多くの地域で起きている未曾有の飢餓の危機は、あらゆるレベルでの緊急かつ集団的な行動によってのみ軽減することができます。世界最大級の肥料生産・輸出企業である当社は、最も必要とする人々への食糧供給を確保するための特別な役割と責任を理解しています」と述べている。
ロシア政府からは、駐マラウイ大使が出席している。
また、マラウイ農業大臣(国会議員)、国連世界食糧計画(WFP)の代表も出席している。
東南アフリカの内陸国への肥料の配送は、WFPとの密接な協力のもと、オランダからモザンビークまで船舶をチャーターして輸送し、そこから陸路でマラウイまで運ばれている。
この貨物は、グループとして初めてEUからアフリカへの人道的な委託品である。
また、ウラルケム・ウラルカリの約30万トンの鉱物性肥料を発展途上国に寄贈するというコミットメントの一環でもある。
マラウイは、ラザルス・チャクウェラ政権が戦争でウクライナを支援しているにもかかわらず、寄付の恩恵を受けている国のひとつである。
昨年、チャクウェラ大統領はロシアにウクライナからの軍撤退を求め、プーチン大統領には自国の力と手段を使って不平不満の平和的解決を図るよう呼びかけている。