Maize price rise threat to inflation, say analysts
2021年1月12日 | THE NATION
国内市場でのメイズ価格の持続的な上昇は、インフレ見通しを脅かすものである、とコメンテーターは述べている。
国際食料政策研究所(Ifpri)の最新レポートによると、メイズの価格は上昇を続けており、2021年12月には4%上昇した。
11日のインタビューで経済統計学者は、この展開により金融当局が微妙な状況に置かれていると述話している。「農業全体の見通しはかなり不透明なようで、この他にも、天候は良くなさそうで、農業投資のコストは急激に上がっている。インフレ率の急上昇の懸念は、このように根拠がある。」と述べている。
マラウイ消費者協会の事務局長は、マラウイの消費者物価指数(CPI)におけるメイズの重要性を考えると、価格の高騰は消費者にとって脅威であると指摘している。
「私たちは、12月にトウモロコシの価格が上昇したことに注目しているが、収穫期が近づくにつれ価格は下がると楽観視しています。メイズの価格が上昇すると、あらゆるものの価格が上昇するため打撃となります。したがって、収穫期を迎えるにあたり、価格が一定であって欲しいと考えています。さもなければ大変なことになります」と話している。
メイズは食料品に含まれるため、インフレ率を計算するための商品とサービスの物価指標であるCPIの45.2%という大きなウェイトを占めている。
Ifpriのメイズの見通しと供給の最新情報によると、ほとんどの市場でメイズの価格はキログラムあたり200キログラムを記録し、昨年12月に前年同期と比較して急激な上昇を記録していた。
一方、マラウイの年間インフレ率は、主に食料品と非食料品のインフレ率の上昇により上がっている。
国家統計局の数字によると、2021年11月のマラウイの前年同月比消費者物価インフレ率は1.3%ポイント上昇し、11.1%に達している。
この数字によると、前年同期のインフレ率は7.3%を記録しており、当期の財・サービスの価格はより速い速度で上昇したことになる。
マラウイ中央銀行総裁は、第4回金融政策委員会声明の中で、インフレ圧力が高まっていると述べていたが、圧力の原因は外生的で、ほとんどが供給側の要因であると付け加えている。