【マラウイニュース】マラウイが炭素クレジットの販売で外貨獲得を目指す

Malawi seeks to generate forex by selling carbon credits

2022年2月20日 | Malawi 24

ラザルス・チャクウェラ大統領は、マラウイは年間500万件の炭素クレジットを生産し、それを売却することで最大1億ドル(約K1040円)を調達し、25万人以上の雇用をサポートしたいと述べている。

金曜日に行われた国家代表演説で、チャクウェラ大統領は、マラウイ政権が天然資源・気候変動省の下で炭素取引を推進していることを明らかにしている。

チャクウェラ政権では、森林破壊と劣化による排出の削減(REDD+)や、炭素クレジット生産の規模を拡大するためにアフリカ炭素市場イニシアティブ(ACMI)と新たに結んだパートナーシップを通じて、炭素市場に関与していると話している。
「私たちの計画は、現在の年間平均60万トンの炭素クレジットから、500万トンの炭素クレジットの創出という国家目標に向けてこれらのプロジェクトを拡大し、最大1億ドルを動員し、25万人以上の雇用を支援することです」と大統領は述べている。

さらに、「マラウイの炭素クレジットの価値は、年間2000万トン近く、年間6億2800万ドルに相当すると推定されるため、これは始まりに過ぎないでしょう」とも述べている。

そして、このプログラムを維持するために、マラウイは森林保護に真剣に取り組まなければならないことを認めている。

彼は、自然保護活動の一環として、2022年にマラウイは5,772.4ヘクタールの自然再生地に植樹し、カニングイナ、ヂザランヤマ、ムランジェ、ゾンバ・マロサ、ペレケジ、ンチシ、トゥマ、タンバニ、ムア・リブレジ、フィリロンウェ森林保護区などの地域の森林面積を増加させたと述べ、これらは重要な集水地で観光名所であり、生物多様性のホットスポットとなっている、と述べている。

昨年の気候変動サミットで、マラウイはスイス政府と、パリ協定第6条に基づく国際移転可能緩和成果(ITMOs)の取引のための炭素取引協定に署名している。

この協定により、スイスはマラウイの温室効果ガス排出量削減を支援し、欧州諸国はマラウイでの排出量削減を自国の削減目標に算入することができる。

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