New Ebola outbreak declared in DR Congo
2022年4月26日 | Face of Malawi
コンゴ民主共和国(DRC)北西部のエクアトール州で、新たなエボラ出血熱の流行が宣言された。
世界保健機関(WHO)によると、エクアトール州の第一の主要な街であるムバンダカで新たな患者が確認されたという。
この出血熱のエクアトール州での発生は、2018年以降3回目となる。
保健大臣によると、エボラ出血熱は31歳の学生から発見され、入院から2日後の2022年4月21日に死亡している。
大臣によると、死亡者と接触した可能性のある約74人のリストアップと監視を含む対応活動を行うために、保健チームはすでに現地入りしているという。
彼は、病院や家屋の消毒をすぐに始め、伝染病の拡大を防ぐべきだと断言している。
DRCでは、1976年にコンゴ・キンシャサでエボラが発見されて以来、今回で14回目の流行宣言となる。
DRC政府は2021年12月16日に13回目のエボラ出血熱の流行の終息を発表していた。
エボラは、放置すると死に至ることも多い重篤な疾患である。
病名は、1976年にウイルスが初めて確認されたコンゴ民主共和国北部のエボラ川にちなんでいる。
エボラウイルスは、血液や体液(尿、便、唾液、嘔吐物、母乳、汗など)、エボラ出血熱感染者が感染した物との直接接触により感染する。
また、野生動物の病気や死体との接触でも感染する。
エボラ出血熱の症状は様々だが、発症当初は突然の発熱、激しい脱力感、筋肉痛、頭痛、喉の炎症などが一般的となっている。
その後、嘔吐や下痢、皮膚の発疹、腎臓や肝臓の機能障害、そして場合によっては内出血や外出血がよく見られる。
潜伏期間は2日から21日となり、症状が出るまでは感染力はない。
実験室検査でのみ、この病気を確認することができる。
発生するたびに、コンゴ当局は、定期的な手洗いや、病人や死者との身体的接触を控えるなどの対策を助言している。
コンゴ民主共和国では、特に北キヴ州とエクアトゥール州で数人が予防接種を受けている。
この2つの州はこの病気を何度も経験している。