Kapichira works progress at 45%
2022年10月6日 | THE NATION
マラウイ発電公社(Egenco)によると、チクワワのカピチラ水力発電所の修復は45パーセントに達しているという。
5日、工事の進捗状況を視察したカピチラ発電所復旧プロジェクトマネージャーは、発電の復旧と洪水への耐性を強化するためのダム構造の再設計を含む2段階のプロジェクトは期限内であると述べている。
「プロジェクトの第一段階である発電所の修復は12月までに完了させなければなりませんが、これには多くの部品が関わっています。川の自然な流れから取水口に水を流すための水路の再開、水位を調節するゲートの修理、ダムの破損箇所の修理、発電所の一部を塞いでいる沈泥や岩の除去などが含まれます」と話している。
マネージャーによると、第一段階として、取水口へ水を導くためのヒューズプラグの破損した口の周りにコファ・ダムを一時的に再建する必要があるという。
彼は、ポルトガルの土木工事会社と契約した日から、事前の必須要件を除いた実際の再建工事には3〜6ヶ月かかるだろうと推測している。
第2段階では、気候変動と集水域の劣化の結果、国が経験している頻繁な洪水に耐えられるような改良された設計で、ダム構造を再構築することになると述べている。
「これは、発電再開後に行われるダム工事の再設計の後に行われ、3年かかるだろう」と彼は伝えている。
今年1月の洪水でダムのゲートが決壊し、主要なダムの堤防に大きな被害をもたらした後、発電能力不足のために長時間の電力配給に耐えてきたマラウイ国民にとって、このニュースは救いとなるに違いない。
この復旧工事にはK460億の費用がかかると予測されている。
この資金は、エネルギー回復プロジェクトのための世界銀行からの6千万ドル(約K618億)の一部である。
総額のうち、約K168億Kはマラウイ電力供給公社に割り当てられ、嵐で被害を受けた変圧器やその他の付属品を購入するためのものである。
Egencoは発電の復旧にK185億を使用し、残りはカピチラダムの再設計と建設に使用される予定となっている。
Egencoの上級広報官は5日、復旧の進捗状況から、電力供給の問題はまもなく緩和されるだろうと述べている。
「以前の予想通り、12月までに復旧作業が完了する可能性が高い。これまでのところ、作業は非常に順調に進んでおり、現在、請負業者は電力供給が間もなく再開されるよう現地に赴いている。従って、我々は、先に示したように今年末までに電力供給を回復できると非常に楽観視している」と話している。
先月、マラウイ商工会議所(MCCCI)は、停電が製造業に影響を与えており、停電中に発電機を動かすために年間K936億を費やしていることを明らかにしている。
MCCCIの会長によると、企業は発電機を動かすために1日あたり約K2億6000万を費やしており、これは月K78億に相当する。
「停電や電力供給停止は、もう何年も前から起こっています。自然災害や破壊行為が原因であれ、古いインフラを利用して業務を遂行することが原因であれ、こうした停電は業界の業務に影響を及ぼします」と伝えている。
マラウイの発電能力は現在、618MWの需要に対して400MWとなっている。
しかし、618MWの需要予測は、現在のEgenco社の設備容量539MWに対してのものである。