【マラウイニュース】マラウイ共和国がアフリカ初の子ども用マラリアワクチンの接種を発表

Malawi Announces Rollout of Africa’s First Children’s Malaria Vaccine

2022年10月10日 | All Africa

マラウイ保健省は、アフリカ初のマラリアワクチンを5歳以下の子どもを対象に近日中に展開すると発表した。

ガーナ、ケニア、マラウイで実験されたRTS,Sワクチンは、開発に30年以上かかっている。
このワクチンの効果は比較的低いが、蚊が媒介するこの病気によって毎年40万人以上が亡くなっており、そのほとんどがアフリカの子どもたちであることから、このワクチンによって救われる期待が高まっている。

来月予定されているワクチンの展開は、試験段階の終了を受けたものである。
2019年以降、世界保健機関はマラウイ、ガーナ、ケニアで年間36万人の子どもたちにワクチンを接種し、その3分の1はマラウイで接種している。

マラウイの保健大臣は、11月と12月の雨季に、子どもたちは特にマラリアの危険にさらされると伝えている。

大臣によると、マラウイのラザルス・チャクウェラ大統領と国際保健NPOであるPATHの代表者が、大統領が今年のニューヨークでの国連総会に出席した際に話し合った結果、ワクチンに関する決定に至ったという。

WHOは数年前に、このワクチンはマラリアとの闘いにおけるブレークスルーであると承認している。

グラクソ・スミスクライン社が「モスキリックス」として販売しているこのワクチンは、効果が約30%で、4回の接種が必要でとなる。

しかし、このワクチンの支持者であるビル&メリンダ・ゲイツ財団は、このワクチンがコストに見合うものであるかどうか懸念を表明している。

7月、AP通信はゲイツ財団のマラリアプログラム担当ディレクターの発言を引用し、財団は今後、ワクチン接種に対する直接的な財政支援は行わないが、ワクチンを支援する同盟には資金を提供すると述べている。

担当ディレクターは、マラリアワクチンの有効性は財団が望むよりもはるかに低く、この予防注射は比較的高価で、実施するのも論理的に困難であると述べている。

しかし、マラウイの保健活動家の地域保健大使は、決して落胆していない。
「統計によると、マラリアは5歳未満で流行しており、私たちはマラリア予防のためのパッケージを追加しています。すべてのワクチンが100%有効というわけではないので、30%の有効性は心配する必要はありません。COVIDワクチンの時は100%ではありませんでした。70%かそこらです。だから、今回も同じだ」と話している。

統計によると、マラリアはマラウイで最も死亡率の高い病気である。
病院の外来患者の36%、入院患者の15%がこの病気となっている。

ワクチンの有効率は比較的低いものの、年間2億人の患者と40万人の死者を記録するアフリカのマラリアに対して、このワクチンは大きな影響を与えるだろうと言う科学者もいる。

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